fc2ブログ

世界で一番くまが好きなのかもしれません。

オリジナル小説を書きたいときに書きたいだけ書いています。
 

そうじ屋の愉快なお仕事 guard1

guard1

あたしたちやノアのおかげで、ジム・ウェイクマンの不正が暴かれ、彼の会社は没落の道をたどることとなった。

おかげでミリアルは上機嫌だ。

どうやらウェイクマンにスマイルカンパニーの根も葉もない悪い噂を流されていたらしい。

全てはスマイルカンパニーを貶め、自分の会社の地位を上げるための策略。

ノアのお父さんの会社も同じような目に遭っていたそうな。

────これで今回の仕事の話は終わり!

この一件以降、あたしはノアの所へ通うことになった。

先輩は……相変わらず忙しそう。

気がつけばノアの家へ行く回数が増えていた。

これがまた意外と近いんだよね。

あたしが住んでいる所、田舎だけどお金持ちが大きな屋敷を建てたりしているんだよね。

そんなわけで、ノアとの修行を始めて一ヶ月ほどがたった。

一体どういう修行をしているのかというと……

「ほわあああぁぁ~っ!!???」

巨大な恐竜と対峙しております……

と言ってもこれは、ノアが作ったバーチャル世界とやらの生物。

この眼鏡みたいなのを掛けると、ノアの作った世界が見えるんだよ。

すごいよね……

あたしと同い年なのにさ……こんな……

コンピューターだとかよくわからないものを使いこなしちゃってさ……

別にいいんだけど……

恐竜と戦うこと小一時間、あたしは汗びっしょりになって地面に倒れこんだ。

もう夏も終わりだってぇのに……この汗のかきよう……

「だいぶ倒すスピードがあがったね……。次ぐらいで、レベルアップしてもいいと思う。」

眼鏡を取ったあたしの傍にノアが寄ってきた。

「お疲れ様です、ソフィア様。はい、お水。」

「ありがとう……」

ローちゃんが水を持ってきてくれた。

い……生き返るぅ~

「頑張ってるわねぇ。」

優しい目でローちゃんはあたしを見る。

「ふふ……きっとリンちゃんも喜ぶわ。こんなにもソフィア様が頑張っているんですもの。」

それは……どうかな……

喜んでくれるのか……?

……というか……

最近、先輩を見ていない気がするんだけど。


→guard2へ

参加してます。押していただけると嬉しいです。
にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



Last Modified :
* Comment : (0) * Trackback : (0) |

コメント







非公開コメント
[lace-al3] Designed by *Essence