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個別記事の管理2016-02-23 (Tue)
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ソフィアが「はい!」と、手を挙げた。
「犯人はスタンリー夫妻なんだよね?」
「そうなるわね。」
イオンを含め、他のメンバーも頷く。
「探偵さん、事情聴取で夫妻はどうだったの?」
「え?えーっと……」
声をかけられ、シャルロットは挙動不審になる。
カトレアのときとはえらく違うイオンに、戸惑っているようだった。
「旦那の方は特におかしなところは……奥さんがただ……」
なぜかソフィアの方を見る。
「あんた、夫妻に話しかけられてただろ。」
「え……?うん。そうだけど。」
「あの夫婦には娘がいたんだとよ。でも亡くなったって。娘を重ねて、あんたに話しかけたらしい。」
「そうだったんだ……」
ソフィアは可哀想……と、つぶやく。
「泣きだしたから焦ったぜ。」
「それ以外は特になし?」
「ああ。」
「そう。あくまで隠し通そうってわけね。」
困ったものね。と、イオンはため息をついた。
「本当にスタンリー夫妻が犯人でいいのよね?」
突然、アンナがそんなことを言い出して、皆の注目を浴びる。
「どういうことかしら?」
「あんたたち、何も隠してないわよね?」
彼女は主に、ソフィアとキャロルを見た。
「アンナさん、俺たちを疑うのか?確かに俺は仕事でここへ来た。けど、舞台はここじゃない。なぁ、ローズ。」
キャロルの言葉に、ローズも頷く。
「あたしは本当にアンナさんを手伝いに来ただけだよ!ミリアルと会ったのも偶然!信じてよ!」
ソフィアは必死だった。
「じゃあ、社長さん。あなたは……」
「僕!?僕は自分の会社の仕事ですよ。それに、ソフィアちゃんには何の依頼もしていません。」
「リンにお願いしたという可能性は?」
今度は編み物をしているリンに目を向ける。
「ないないない!そんなことしません。ついて来てもらっているだけです。」
編み物を続けながら、リンも激しく頷いた。
「アンナさん、ソフィアやリンの仕業なら現場はあんなに綺麗におさまらないよ。もっと荒れているさ。」
「ちょっと、それどういう意味?」
「誰の手際が悪いって?」
一人笑うキャロルは、ソフィアとリンに足蹴にされる。
「スタンリー夫妻が犯人ということで、間違いなさそうね。」
「杞憂だったわね。話を進めましょう。」
シャルロットはリンが気になって仕方がなかったが、話に集中することにした。
「この天候じゃなきゃいくらでも情報を集められたというのに……死んだケアリー・クックって男、何者なわけ?」
「わからない。そもそも本名でない可能性もあるわ。」
「泊まりに来る客のことは事前に調べたりしないの?」
イオンの問いに、彼女は首を横に振った。
「結婚した時点でもう私は引退したも同然。支援はするけれど。まぁ自分たちの身を守るために、怪しいと思った人間を調べておくけどね。」
「今回は調べてなかった?」
「そうね。何かあったとしても、頼もしい味方がこんなにもいるんだもの。」
ソフィアたちを見て、アンナは微笑む。
シャルロットには何のことやらさっぱりである。
「俺が察するにだな。」
ソフィアとリンにより縛り上げられたキャロルが、発言をした。
「あの男はプロだな。」
「……つまり?」
「殺し屋だ。」
部屋は静まり返った。


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