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個別記事の管理2016-02-27 (Sat)
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翌日も雪はおさまる気配はなく、人々の間には鬱々とした空気が流れていた。
その一方で、事件解決のため必死になっている刑事二人と、シャルロットは地下にいた。
今日は遺体の調査をしていた。
検死解剖はできないが、遺体に不審な点はないかを調べている。
「この被害者……やけに傷が多いですね……」
「今回の事件でついたものではなさそうだな。」
二人がいたいの隅から隅まで見ているのを、シャルロットは遠くから見ていた。
死んだ人間に近づく勇気がないからだ。
「なぁ、死体なんか見ても何もわからねぇだろ。それよりも現場をもう一度調べようぜ。」
イオンから与えられた指示を完遂するためにも、二人を促してみる。
しかし、刑事達の反応は悪かった。
「ウィリオス先生。昨日の散々調べたじゃないですか。今日は遺体を調べましょう。」
「……これだから素人は……」
警部に舌打ちをされてしまった。
「調べるっつったって、さっきから何の進展もないじゃねぇか!時間の無駄だろ!」
負けじとシャルロットは吠える。
「捜査に時間の無駄などない!」
にらみ合う二人。
このやりとりももう二日目となると、慣れたものだ。
「警部……ここは先生の言うとおり、現場に戻ってみませんか?」
ノーランがまさかの助け船を出してくれたので、少しホッとするシャルロット。
「ノーラン、貴様……私の捜査方針に口を出すというのか?」
「そ……そういうわけじゃあないですけど……」
警部のプレッシャーに、ノーランは潰されそうになる。
「オッサン!そういうのは良くないと思うぜ!もっと部下を労ってやんねぇと!」
ここぞとばかりにフォローしておく。
「よし!それじゃあ現場に行くか!」
シャルロットはノーランの背中を押して、前に進み出す。
「お、おい!待て!」
その後を、警部は慌てて追いかけていった。

三人がいなくなったのを見計らい、物陰からリンが顔を出した。
「やっと行ったか……」
地下室の温度が低いせいか、背筋に寒気が走る。
リンは震えながら、床に横たわっている死体に歩み寄って行った。
「あの探偵に任せていたら、いつまでたっても事件は解決しない……だったら自分で何か証拠を見つけてやる……!」


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