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個別記事の管理2016-03-03 (Thu)
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シャルロットはかなり緊張していた。
どのタイミングで髪を落とそうか。
自分で見つけようか、はたまた二人に見つけさせるのか。
刑事達の様子を先ほどからチラチラとうかがっているが、かなり難易度が高い。
これはもう自作自演するしかあるまい。
「やはり外部からの侵入は不可能ですかね?」
「ここは二階だぞ。凶器のことを含めて考えると、それはないだろう。」
「ですよねぇ……」
そんな二人の会話を背に、シャルロットはコソコソと例の物をポケットから取り出した。
袋の中に入っている一本の髪を、慎重に親指と人差し指でつまむ。
「やや!何だ、これは!?」という実に白々しい台詞を言おうとした瞬間だった。
背後から冷たい風が、勢いよく吹きつけてきた。
一瞬、何が起きたのかわからなかった。
「何やってるんだ!早く閉めろ!」
「すみません!うわぁ~、寒い!」
どうやらノーランが窓を開けたらしく、警部に叱られていた。
手元を見ると、大事な大事な証拠が消えていた。
「……。」
シャルロットは全身から血の気が引いていくのを感じた。
さっきの風で飛ばされてしまったのだろう。
「ふ……ふふふふふふふ……」
怒り、悲しみを通り越して笑えてくる。
「どうしたんですか……?」
「壊れたか……」
二人は体を震わせるシャルロットに、奇異の目を向ける。
「大丈夫ですか、先生……」
「わかったぞ……」
「は?」
「わかったって……」
「決まっているだろう……」
シャルロットは二人の方を向き、
「この事件の犯人だ!」
自信たっぷりにそう言った。
もう後には退けない。



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