個別記事の管理-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
* Category : スポンサー広告
|
個別記事の管理2016-03-08 (Tue)
lead20

ソフィアが人質になったとわかった瞬間、真っ先にリンとキャロルが飛び出そうとした。
しかし、それよりも早くにミリアルが手でリンの口をふさぎ、自分の方に引っ張り寄せた。
キャロルは、ローズに首根っこを捕まれ、ジタバタしている。
「その子を離せ!バカな真似はよすんだ!」
「あなた!やめてちょうだい!」
警部とエステルが呼びかける。
「来るな!近づけばこの子を刺す!そして……私も死ぬ!!娘が死んだというのに、私だけがのうのうと生きているなど、耐えられない!」
「だからって関係のない人を巻き込むなよ!」
シャルロットも負けじと声を張り上げる。
緊迫した空気に包まれる中、人質となっているソフィアはポカンとしていた。
まさか自分が人質になるとは思ってもみなかった。
ハワード・スタンリーを倒して脱出するのは容易い。
だがそんなことをすれば、事態はややこしくなる。
だったら大人しくしているしかあるまい。
「助けてー!お兄ちゃーん!」
とりあえずそれっぽく叫んでおいた。
そうとは知らずに、刑事達とシャルロット、エステル・スタンリーは必死の説得を試みる。
「あんたまで娘さんの命を奪ったやつらと、同じになってどうするんだよ!その子にも未来があるんだぞ!」
シャルロットの言葉に、ハワードがわずかに反応したような気がした。
「よーし、人質ごっこはそこまでだ!」
「!?」
気がつくと、イーサンがハワードの手首を捻りあげていた。
ナイフは床に落ち、スノーがそれを拾った。
一瞬の出来事に、シャルロットを含め刑事達と夫妻は呆気にとられていた。
「わーん!お兄ちゃーん!怖かったよーっ!」
まだ役者モードのソフィアは、ウィルの方へ走っていき、抱きついた。
それを見たキャロルは、ぎょっとしたような表情になる。
「……ノ、ノーラン!手錠だ!」
「は、はい!」
我に返った警部はノーランにそう指示を出したのだった。



19← →エピローグへ
4周年記念ページへ
そうじ屋の愉快なお仕事

参加してます。押していただけると嬉しいです。
にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
Theme : 自作小説 * Genre : 小説・文学 * Category : そうじ屋の愉快なお仕事
* Comment : (0) * Trackback : (0) |
コメント







管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。