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個別記事の管理2016-12-11 (Sun)
advance13

あたしとイーサンは、エドガー・シモンズのボディーガードたちに混ざることになった。
黒いスーツにサングラスをかけ、部屋の前に立つ。
それだけだ。
ランドにはトネール城というバカでかい城みたいな建物があるのだけど、そこは一般客は立ち入り禁止となっている。
外観は夢あるお城だが、中はスタッフ・関係者のための宿泊施設や事務所となっている。
先程の監視カメラ映像を見ていた部屋も、城の中ということになる。
そして、エドガー・シモンズがランドを訪れた際に寝泊まりや仕事場となるのが、城の最上階フロアになる。
あたしたちも今そこにいる。
「……こんなのでボディーガードになっているのかな」
「もしかすると、エドガー・シモンズは楽観的に捉えているのかもな」
「というと?」
「あの殺害予告がイタズラだと思っているのかもしれん」
それを聞いて、あたしはうーん……と唸った。
「イタズラと思うなら、警察だけでいいんじゃないの。わざわざそうじ屋を呼ぶ?」
というか、あたしたちボディーガードが本職じゃないし。
暗殺だし。
「さすがにそこまでは俺にはわからない。君たちそうじ屋と彼に何からの繋がりがあって、今回仕事を依頼してきたのだろう。そうなると、俺には何もわからないよ」
イーサンにそう言われ、あたしは黙るしか他ならなかった。
そんなときだった。
とある二人組がこちらに向かって歩いてくるのが見えた。
その二人を見て、あたしは思わず声を上げそうになった。
メロディーおねーさんの知り合いだという、警察のおにーさんだ。
もう一人は、おにーさんを蹴り飛ばしていた女刑事さん。
「どうも。俺たちはこういう者です」
二人は、あたしたちに警察手帳を見せてきた。
「シモンズ氏にお話があって、伺わせていただきました。アポは取ってあります」
「そういうことなので、通してくださーい」
おにーさんはあたしに向かってウィンクをした。
あ。やっぱバレてる。
女刑事さんは気づいていないようだけど、おにーさんの目は誤魔化せなかったようだ。
アポを取っているというならば、通すしかあるまい。
取っていなかったとしても、通したかもしれないけどね。
「はいはい、どうもー」
扉の前から離れると、軽いノリでおにーさんは中へ入っていった。
バタン、と扉が閉まった後、イーサンが何やらポケットをもぞもぞとし始めた。
何をしているんだろう?と、眺めていたら、あたしに何かを手渡してきた。
「何、これ。無線? もう付けてるじゃん」
イオンから渡されて、すでに装着済みだ。
「違う。盗聴器だ」
「え!? おにーさんに仕掛けたの!?」
いつの間に!
と、あたしは驚く。
「仕掛けた……というより、さっきすれ違ったときに手渡した。いやに協力的だ」
なぁんだ。と思いつつ、渡された小型無線イヤホンを耳にはめた。


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